【仮】

 

活動紹介

【活動日時・場所】

・ 活動日 :基本毎月第4日曜日(都合に合わせて変動します)

・ 活動場所:創夢舎の家(JR青梅線 軍畑駅 徒歩15分)     

      :創夢舎の山(創夢舎の家より徒歩15分)

・ 参加費 :500円/1回 新歓作業はタダです!

ミーティング

 毎週水曜日昼休みに本館2階22教室で昼ごはんを食べながらまったりおこなっています〜

作業

 森林は放置していては生物の多様性も実現できなければ、良質な木材を生産することもできません。健全に保つためには人の手を加え続けなければならないのです。そのためにしなければならない作業は多岐に渡ります。ここでは私たちが実際に行っている作業について、どんな内容の作業なのか、どのような意味を持つ作業なのか、紹介していきます。

1.植樹・植林

〈概要〉 木の苗を植える作業です。

〈内容〉 平たくなるように斜面を崩し穴を掘り、苗を植えつけます。埋める際かぶせる土には石や根などが混ざらないよう注意します。

〈時期〉 春植えと秋植えの2種類があります。春植えの場合は成長開始の直前に、秋植えの場合は成長休止直後に行います。春植えが一般的です。

2.下刈り

〈概要〉 植えた木の周りの雑草などの下草を刈り払う作業です。

〈目的〉 植えた木の成長を助けるためです。下草が生えると、日当たりが悪くなったり養分や水分が奪われたりして、成長が阻害されてしまいます。これを避けるために周りの草を刈ります

〈方法〉 柄の長い下刈り専用の鎌で刈払います。これを用いると腰を深くかがめる必要がありません。

〈時期〉 植林してから木が雑草より高くなるまで(5〜10年ほど)の間、年1〜2回行います。年1回の場合は6月から7月にかけて行います。年2回の場合は8月にも行います。

3.つる切り

〈概要〉 木に絡んだツル植物を刈り取る作業です。ツル植物とは生育する過程でツルを伸ばす植物のことで、代表的なものにはクズなどがあります。

〈目的〉 ツル植物のもたらす以下のような害を避けるためです。 ・ツルが木の上部(葉のある部分)を覆ってしまい、その結果葉に光が当たらなくなって、光合成、ひいては木の生育が阻害される。 ・ツルが伸びるときに木の幹に巻きつき木を締めつけることによって、幹が曲がったり形が歪になったりして、木材として利用できなくなる。

〈内容〉 ナタやノコギリを使ってツルを根元で切断します(根本を切るだけで速やかに枯れます)。

〈時期〉 下刈りが終わってから、土地が樹木に完全に覆われるまで行います。1年の内では夏に行います。養分の貯蔵が1番少ない時期なので、切ったツルが再生しにくいからです。

4.枝打ち

〈概要〉  下枝を幹から出た後で切り落とす作業です。

〈目的〉 枝打ちを行うことによって、製材したときに表面に節が出ない木材を作ることができます(節がないと高い値段で売ることができます)。 また、木の成長を促進するという効果もあります。下枝は日当たりが悪く、成長するにつれて枯れてしまうので、早めに切り落とすことによって下枝に回るところだった養分・水分を他の部分に回すことができます。  他には邪魔な枝をなくすことで林内が明るくなり、林床の回復が期待できます。

〈内容〉 枝をナタやノコギリなどで切り落とします。大きい木では木に登って行います。

〈時期〉 生産したい材木が無節になるように行うので、例えば1辺が10cmの角材の場合には、幹の直径が7〜8cmになるころまでに行います。1年のうちでは早春に行います。

5.間伐・除伐

〈概要〉

 森林の上層を覆っている木を間引く作業です。

〈目的〉

 そもそも、植樹する際には敢えて全てが順調に成長した時に密度が高くなりすぎるくらいに植えます。当然これを放っておくと林床に光が届かなくなったり近くの木同士で成長を妨げあったりしてしまい、強風や降雪に弱い細長い木ばかりの不安定な森になってしまいます。そうならないために、適度に間伐を行わなければならないのです。

〈内容〉

 切る木や残す木の基準を決めて伐採します。この時基準のつけ方は様々です。

 普通は劣勢の木から選別して伐採しますが、逆に既に商品になるものを間伐する場合や、それ以前に木の状態を完全に無視して規則的に間伐する木を選別する場合もあります。

 目的に沿った基準を設定して間伐する木を選別することが重要です。

6.道作り

〈概要〉

 道のない山に通りやすい道を作ることです。

〈目的〉

 作業をしやすくするためです。また、創夢舎の山では、遊歩道を作ることも考えています。

〈内容〉

 ナタを使って丸太からくいを作り、横にして渡した丸太を固定します。その丸太をストッパーにして、平らな土地を作ります。

7.鹿対策

〈概要〉

 鹿に苗木や木の皮を食べられないようにします。

〈目的〉

 木の皮を食べられると養分がそれ以上伝わらなくなって木の成長が悪くなったり、木が枯れてしまったりすることがあります。これを避けるために対策をします。

〈内容〉

 幹に紐やビニールを巻きつけたり、枝をくくりつけたりします。また、木の周りに柵を作ることで鹿を寄せ付けないようにすることも試みています。(通称シカリング・シカ冊など)

8、キノコ栽培

〈概要〉

 シイタケ、ナメコ、ヒラタケといったキノコを原木から育てる作業です。

〈目的〉

 キノコが発生してくる様子を実際に観察することで菌の活動を理解するためです。それと食べたい。

〈内容〉

 山から原木に適した木を切り出してきて、それに植菌をします。その後、仮伏せ・本伏せ(菌の活着をよくし菌糸を伸長させる)・天地返しを行いながら、1〜2年後の収穫まで気長に待ちます。

 

inserted by FC2 system